もっちり食感で甘酸っぱ~い 島バナナ!
バナナを超えた島バナナの美味しさ

島バナナとは、どんな果物?
島バナナとは、沖縄で育つ、10~15センチほどの小さくて甘酸っぱいバナナです。島バナナは厳密には「木」ではなく「草」のため、台風にとても弱く収穫が安定しないため、島外にはあまり出回らない希少な果物です。
台風さえなければ、沖縄では自生もしているほど気候に合う植物なので、たくさん実を付けます。
輸入バナナとは全く別の果物だと思ってもらっても良いくらい、味も食感も違います。普通のバナナのモソモソした食感はなく、しっとり・もっちりした食感があります。味もボヤーっとした甘さではなく、はっきりとした甘酸っぱさが感じられます。
そのまま食べても、スムージーやジャムにしても美味しく頂けます!

島バナナの味・食感・特徴
島バナナは、もっちりとした食感と、甘さと酸味の合わさった味わいが特徴です。
美味しく食べるには、木の上で(厳密には草ですが)バナナの角が取れるまで丸々と太らせてから、緑色のうちに収穫をして、黄色くなるまで室内で追熟するのがポイントです。
黄色くなり、少しシュガースポットが出てきた頃に、吊るしたバナナを一本引っ張ってみて、房からポロリと簡単に取れたら食べ頃です。
追熟が完了していないバナナは、房から取るのに力が要ります。
また、バナナの皮も厚く、実もゴリゴリして甘くありません。
シュガースポットが出るまで追熟することが、美味しく食べる秘訣です。
美味しい島バナナの選び方
島バナナを選ぶ際には、実の太さと丸さをよく見ましょう。
実が太くて丸いほど、美味しい島バナナである可能性が高いです。逆に、直径が丸ではなく四角に近いものや、細いものは、追熟しても美味しくならない場合があります。
島バナナの品種 見極め方

また『島バナナ』と表記されていても、実は『三尺バナナ』だったということもあるので、見極める目を持つことも必要です。
最初に島バナナは10~15センチくらいと書きましたが、平均的にそうであるというだけで、非常によく育った島バナナは、一般的な三尺バナナくらいの大きさになることもあります。
また、三尺バナナでも小さくて太いものは、島バナナと区別がつかないこともあるのです。
その時に見極める基準としては、バナナの一本の形状をよく見てください。
島バナナは、頭の部分(房に付いている茎の部分)が細く、実は太く、お尻の部分は丸みを帯びています。そのため、房は手の指を広げたような形になります。
三尺バナナは、頭の部分から実にかけてなだらかに続き、お尻の部分も直線的に終わります。
島バナナLの写真

島バナナの保存方法
・房に紐をつけて、直射日光やクーラーが当たらない場所に吊るし、追熟します。
・追熟が完了する前に、冷蔵庫に入れないでください。
・シュガースポットが出てきたら、食べ頃です。そこからしばらく日持ちさせたい場合は冷蔵庫に入れて保存してください。

島バナナの美味しい食べ方と、主な調理方法
島バナナは、そのまま皮をむいて食べるだけで、とても美味しい果物です。
他にも、スムージーに加えたり、レモンと砂糖で煮詰めてジャムにしても美味しく頂けます。熟しすぎて黒ずんでしまった場合も、ジャムにすると気にせず食べられます。
島バナナの料理
パッションバナナスムージー
島バナナとパッションフルーツ、ヨーグルト、はちみつをミキサーにかける
