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美味しいマンゴーの見分け方

皆さんは「美味しいマンゴーの見分け方」、ご存知ですか?

琉球マルシェのマンゴー至高は、次のように品質管理されてます。
最良品・・・糖度14.8以上
優品・・・糖度13.8~14.7

さて、下の写真のマンゴー、どちらが最良品でしょうか?

正解は・・・上のマンゴーです。
では、見分け方。

  • よく見ると美味しそう
  • よく見ると糖度高そう
  • よく見ると高そう
です。
つまり!見分け方はありません!(笑)


マンゴーの色

これは、日焼けさせて赤くするだけなので、味とは関係ないです。日焼けさせたら太陽があたってるので、美味しいのでは?と思うかもしれませんが、マンゴーの味の成分は「木」から供給されます。そして、「木」は、葉で光合成をしますが、マンゴーの実ができるころには、美味しさの成分は既に木に蓄えられていなければなりません。

つまり、木に栄養が蓄えられる→マンゴーの実ができる という話で、マンゴーの実に太陽が当たる頃には、遅いのです。

そのため、マンゴーの色が薄くても美味しいものはいくらでもあります。

マンゴーの大きさ

味に少し関係あります。

先日も沖縄タイムスで、「1つの木に、マンゴーが300個、鈴なりしました!」という記事がありました。
なんだか、いかにも美味しそうですが、そのマンゴーは美味しくない可能性高いのです。


なぜか?マンゴーの木は、実に送り出せる栄養分には限界があります。
つまり、1つの木に300個もなれば、300個全部に栄養分を供給してしまうので、分散されてしまいます。
ですが、1つの木に仮に1つの実だけだったとすると・・・300個分の栄養分が1つに凝縮されます。
これをマンゴーの大きさと比例させると、大きい=1つの木に少数精鋭の可能性 となりますので、美味しい可能性高いのです。
ですが、絶対と言い切れないのは、大きさには水分も影響します。
水分が多ければ、味が薄まるからです。

マンゴーのツヤ

ほぼ、無関係です。追熟すれば、全部でますし、出さないといけません。

糖度

これが一番大きいです。
琉球マルシェのマンゴーは全て、糖度計で計測して分類してから出荷してます。
ですが、糖度計もやっかいな点があります。
それは、糖度計のメーカーによって数値がバラバラなのです。
Aメーカーで糖度15度とでても、Bメーカーだと糖度14度となったりします。
こればかりは、さすがにどうにもできないので、琉球マルシェでは糖度15度が出たものを実際に食べてみて、本当に美味しいか味見してます。

最後はやはり栽培方法

最後はやっぱり栽培方法です。
農薬を利用しない方が、それはそれは美味しいに決まってますw
以前、当社でも「完全無農薬栽培」のマンゴーを取り扱いしましたが、生産量が激しく少なく農家さんが辞めてしまいました。
どのくらい大変かというと、7割廃棄なのです・・・

現在は、超減農薬栽培の農家さんのマンゴーを取扱いして、品質管理もしていただいてます。
この農家さんがとんでもない技術力なので、農薬使わずに生産量も落とさずに毎年安定して出荷できてます。



さらに深堀すると『木』が全て

マンゴーの育成、収穫時期と木についてご説明しますと、

7月~9月・・・マンゴーの収穫も終わり、木はヘトヘト。農家さんによりますが、9月前後くらいまで何もしないか、肥料を与えて木の体力回復を待ちます。

10月~2月・・・肥料を与えます。木に栄養を与え体力を蓄えさせます。

3月~4月・・・花が咲き始めます。この時点で、木は貯金した栄養を利用し始めます。

5月以降・・・実が付きます。農家さんは間引きや選定をしてゆきます。実が付いたからと言って、全てのマンゴーを育成してはいけません。間引き、選定することで、良質なマンゴーを作るだけではなく、木の体力を全て使い切らないように管理します。

6月・・・選定された実だけが大きく育ち出荷。

このように、木が栄養貯金→実に供給→木はヘトヘト→木が栄養貯金 のサイクルで、毎年マンゴーが出来るという仕組みなのです。

ですので、マンゴーを取りすぎると、作りすぎると、翌年は不作になったりもします。もちろん、味も落ちたりもありえます。

マンゴー至高は徹底的に木

琉球マルシェでブランドされたマンゴー至高は、マンゴー農家さんが徹底して木の管理に努めています。

「木の健康さえ整えば、必ず美味しい実が出来る」その理念のもと、マンゴー農家の砂川さんが木の健康管理を第一にされています。
実は、マンゴーだけではなく植物全般、害虫や病気から自己防衛する機能があるのをご存知でしたか?マンゴーは実自体もブルームという自己防衛機能がありますが、木にもあります。マンゴー農家の砂川さんは、木の健康管理に気を配っているので、木自体が害虫や病気から自己免疫し、あまり手がかからないそうです。
ですので、超減農薬での栽培が可能なのです。