
宮古島のメロンについて
目次
・宮古島でメロン栽培は最適!?
・メロン栽培の歴史
・宮古島メロンの味わい、品質
沖縄の南の島でメロン!?
南国・宮古島でメロン!?誰でも驚くかもしれませんが、実は高品質のメロンが栽培できる環境が整っているのです。
気温。最適な冬、春のメロン
宮古島と言えども、1年中気温30度というわけではありません。
11月~3月の間は最低15度、最高25度くらいで、メロンに限らずいろいろな農作物の栽培に適した気候なのです。
つまり、宮古島のメロンは、冬・春先になります。
土壌も最適
宮古島は土壌もメロンに最適。
アルカリ土壌は、農作物の栽培に最適。
さらに、宮古島ならではのミネラル豊富な琉球石灰岩という土壌なのです。
そんな最適な環境なのに、なぜ今まで有名ではなかったのでしょうか?
宮古島のメロン栽培の歴史
そもそも、宮古島には山がありません。
山がない事とメロンがどう関係あるのか?
山がない=ダムがない=貯水できない! という、メロンに限らず農作物全般に言える重要課題があるのです。
地下ダムという恩恵
ところが、戦後復興とともに宮古島の地下に農業用に地下ダムが作られてました。
このおかげで、農業が一気に盛んに。
いろいろな農作物が栽培可能になりました。
台風と暑さ
宮古島は台風の通り道。風速40メートルや60メートルの台風が来ます。
一度、台風が通過すると農作物は全滅。ビニールハウスも崩壊します。
さらに、夏の暑さは気温こそ32度ですが、日光の強さが半端ない。
台風と暑さで、夏場に作れる農作物はかなり限定されてしまいます。
当然ながら、夏場にメロンは不可能。
ですが、冬場には?と、冬場にメロンを作るという発想が生まれます。
メロンの難しさ
冬場にメロン栽培が開始されますが、2021年現在で、栽培は7年目。
メロン農家さん曰く、「メロンはとてもデリケート。特に水の管理が難しい。ある時期は水が必要だが、ある時期になったらお水は上げてはいけない。湿度管理も大変で、適切な湿度を成長度合いに合わせて作らないと、病気になり全滅する。」
一般的にメロンが高いのも、手間暇がかかっているからなんですね。
苦労が実った糖度と品質
農家さんの研究成果が実り、宮古島のメロンは完成度が高く味としては、他の地域のメロンに全く引けをとらないものになりました。
糖度も14度以上をキープ。
大きさも、スイカ並みに大きく育てることも可能で、大きく見た目も立派、味も立派になりました。
品種も、クインシー、妃などいろいろな品種の栽培に取り組んでいます。
おススメ利用方法
もちろん、ご自身でご褒美メロンもヨシ!
収穫・発送時期
・12月中旬~1月初旬
・4月下旬~5月
冬メロンの利用方法
・お歳暮メロン
・遅れてごめんねクリスマス・メロン
・お年玉メロン
春メロンの利用方法
・母の日メロン
・遅れてごめんね母の日メロン
生産者さんインタビュー
生産者さんの一人、下地浩さんにメロン栽培のインタビュー動画です。